試験当日

その他、こちらも受験当日の本人メモのうち、これからプロメトリックで受験する方に役に立つかもしれない情報につき、ピックアップして記載いたします。

1日目:パート1受験、合格
・試験開始までの流れは、事前にプロメトリックの案内ビデオで見ていたとおり。
・試験用に配布されたのは、鉛筆2本とA3の紙1枚(真ん中折りでA4として4枚分)、ミニ計算機。
・グアム会場のキャパは5人横並びで4列、計20名程度。
・試験は85分で終了。
・前日右腕の激痛で睡眠時間は3時間弱だったが、何とか合格。
・全般に問題文が短い。
・計算問題は1割程度の感覚だった。ミニ計算機を使ったのは3問程度。
・事前にこなしていた問題集だと、GleimよりはPassKeyの方が近い。読むだけで時間がかかるような複雑な事例問題は少ない。単なる知識系の一行問題も多い。例外の例外といった詳細まで聞かれることは少なく、原則ルールとその例外程度の深さの知識で足りる。
・大規模試験場で行われる一斉試験でない分、司法試験等と比べると迫力に劣る感じはした。

2日目:パート2受験、合格
・88分で終了。
・計算問題がパターン化し易い分、パート1程には自信なしマークが付かなかった。100問中2割くらい。難易度調整をしているのか、80問以降で急に増えた印象。
・PassKeyのオンライン模試を大量にこなした経験から見て、この程度の自信なしマークの頻度なら多分大丈夫だろうとの感覚はあった。
・前日に要点ノートを見ていたことで、役に立った箇所が数点。
・試験結果を見ると、最も難しいと感じていたパート2が最も成績が良かった(合格者には「合格」との通知しかされないが、主要5分野等の「習熟度」という形で、レベル1~3の評価だけは教えてもらえる)。

3日目:パート3受験、合格。
・85分で終了。
・問題がパターン化し易いパート1・2と比べて問題の自由度が高く、一番簡単と思っていたパート3が一番難しく感じた。
・計算問題が解けないとかではなく、そもそも検討したことがないとか、感覚で解く問題が多かった印象。
・消去法で何とか乗り切った。前日に見ておいた要点ノートもそれなりに役に立った。
・一般的な合格率で言えば、パート1が60%、パート2が70%、パート3が80%。感覚的に悩むところは、奇を衒わず、常識的な感覚に従う(=多くの人が選ぶであろう選択肢を自分も選ぶ)ことに留意した。
・パート3は米国司法試験や日本の行政法の知識等で乗り切れると早めに見切りを付けて、学習時間をパート1・2に割いた。そのことも当日の感触に影響した可能性あり。
・3日間を通じて1回も見直しはせず、100問まで到達したら直ちに試験終了にしていた。事前模試の段階でもそのようにしており、特段得点不足を感じていなかったことと、見直ししたからといって正解を選び直せる自信もなかったことがその理由。
・3日間を通じて、全て途中休憩を取らず一気に完了した(50問終了時に15分の休憩時間が与えられるが、直ぐに問題再開を選択していた)。他の試験では、2時間程度であれば休憩なしで実施されている例が多いし、一度問題を解き始めてリズムが出来てくると、それを中断したくないとの心理が働いた。

自分で見返して思いましたが、3時間半ある試験のところ、どのパートも1時間半もかからず終了しており、事前準備に時間をかけ過ぎていた気がしました。もっと早い段階で受験し、合格という結果に変えておけば良かったと反省しています。どうも私には「最小のコストで最大の成果を出す」という観点が不足しているようです。今後気を付けます。。

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