学習上の工夫

以下、個人的な学習記録から、主だった内容を記載します。
こちらは、同じ教材の使用を検討されている方、又は現に同じ教材を使用されている方向けに、日常の学習上の工夫として何らか役に立つ部分があれば、と思っています。

2021年11月
TACの教材入手

講座概要(TAC米国税理士)

資料請求(TAC米国税理士)

2021年11月~12月
1周目/要点ノート、フォーム集
(1)要点ノート
パート1~3を通読。
(2)フォーム集
各申請書フォームの内容を把握。

2022年1月
2周目/要点ノート
(1)知識の定着化(キーワード抽出)
要点ノートの余白部(表の枠外の空欄)に、解説のうち、重要キーワードを抜粋して記入。以降、当該キーワードを映像として記憶することで、知識の定着化を目指す。
(2)知識の体系化(横の連携)
要点ノートを学習しつつ、パート1~3の他の箇所で関連事項が出てきた項目を思い出し、当該頁を追記。横の連携を深めることで、知識が体系化されていくようにした。

2022年2月
3週目/Gleim残り、伊藤公哉
(1)Gleim残り
TACの学習指針に沿って、Gleim問題集の残りの部分を解く。

(2)伊藤公哉『アメリカ連邦税法』
テキストを通読。制度趣旨等、理解が深まったポイントにつき、要点ノートにメモして知識を集約。以降、知識が散逸し、都度あちこち参照しなくて良いよう、一元化を図る。

2022年3月
4周目/要点ノート、Gleimテキスト
(1)要点ノート/知識の定着化
毎日寝る前30分で、要点ノートを読み返し、余白部のキーワード等メモにつき、要改善部分(より端的に要約できるキーワードを抽出するなど)に付箋を貼っておく。
翌朝30分で、貼っておいた付箋にしたがって、余白部メモを改良する。

(2)Gleimのテキスト部分/新知識の集約
Gleim全問を解く中で、要点ノートだけでは不足しているパートにつき、テキスト部分を通読。次回以降に使いこなせるようGleimの余白部分にメモ書き等して集約しておく。

(3)IRSサンプル問題
本番傾向の把握のため、模試のつもりで受験。各パート20問で、正答率は7~8割程度。

2022年3月
5周目/PassKeyテキストの各章末問題

・IRSサンプル問題を解いてみて感じた傾向も踏まえ、新たにアマゾンでPassKeyを購入。入手後、各章末問題にまずは専念。
・正答率は9割。
・Gleimと比較して短文の問題が多く、学習効果が高いように感じた。
・新しい教材に手を広げたことで得られた教訓は、以下のとおり。
(1)想起練習
本番を意識して、問題を解きながら、キーワードが出てくるたびに要点ノートの該当ページの図表イメージが頭の中に浮かぶか、想起練習するようになった。都度、該当ページ番号を左側空欄に書き込み。感覚としては、百人一首やカルタ取りに近い。文章を読みながら、関連ページの図表が頭の中でクルクルと思い浮かぶようにする。
(2)新知識への対応
要点ノート、Gleimではノーマークだった分野が章ごと補充されていたりしたため、PassKeyのテキスト部分から関連の章を通読して、改めてPassKey内の余白部分にキーワード集約。
(3)新教材
個人の特性にもよるが、同じ問題集を何度も繰り返すより、ある程度定着したら、新しい教材に手を広げた方が、費用対効果が高い気がした。

2022年4月
6周目/今まで間違った問題の総復習
教訓は、以下のとおり。
・間違った問題の総復習は、精神的に結構疲れる。自分が間違ったところだけを扱うため。
・単なる知識不足であれば良いが、繰り返しても明確にならない場合も多い。
・書き込む前の問題をコピーしておいて、白紙から再利用した方が、新しい気持ちで取り組める分、幾分かは精神衛生上良い。

2022年4~5月
7周目/PassKeyオンライン

オンライン版を1か月だけサブスク購入して、毎日100問模試を行う。午前に2時間程度で100問演習し、午後に4時間程度で間違った問題、正誤に関わらず復習しようと印を付けておいた問題を中心に復習。徐々に生活の緩急のリズムが出来てきて、無理なくこなせるようになった。900問ほど演習して、平均点は7割程度。
途中の主な気付事項は、以下のとおり。
・パート2は、組合・会社を除けば、パート1の派生・関連論点が多い(例:事業所得、賃貸所得、売却益)。できるだけパート1と2を連携させて学習するべき。
・要点ノートは図表だけでなく、問題演習部分も併せて復習しないと理解がずれる場合あり。
・要点ノートの図表回しと問題演習は、車の両輪。普段から図表回しで映像として想起する練習をしておかないと、いざというときに使えない。他方、問題演習をしないと、定着した知識が本番要求レベルより浅すぎたり深すぎたりして、適度な深さにならない。
・フォーム類の番号を見ただけで何の書面か分からないと解けない問題が多い。ただし、フォーム類の具体的な内容を問う問題は殆ど出ない。
・数字部分は、簡単に正誤が分かれやすいポイントのため、直前に要点ノートで見直しておく価値あり。
・個人的には、早く解ける(迷いなく進む)ときは、正答率が高い傾向あり。
・事例問題は、実際の判断例に基づいていないような場合、感覚的な結論であることも多い。あまり細部を追い求めすぎて、問題集に翻弄されないことも重要。

2022年5月
8周目/総仕上げ
以下方針で総仕上げ。

知識型問題への対応 優先順位は、要点ノート→Gleim→PassKey
・この3冊でも載っていないような知識は忘れてもOKと整理。
思考型問題への対応 ・要点ノート
基本的な思考経路を再度徹底。
・間違った問題の総復習
できなかったところをできるようにすることが実力アップのカギ。

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