はじめに

(1)略歴
私の主な略歴は以下のとおりです。
・40代、男性
・東京大学法学部卒業
・国家公務員を経て、現在民間企業法務部門勤務
・2015年 Florida Coastal School of Law修了(LLM)
・2016年 ワシントン州司法試験(UBE)受験・不合格
・2017年 MPRE受験・合格
・2018年 ワシントン州司法試験(UBE)受験・合格、ワシントン州弁護士登録

(2)本稿執筆の理由
・上記のとおり、私はオンラインプログラムを利用して米国ロースクール(FCSL)を修了しましたので、海外在住経験はなく、英語力も高くありません(TOEICで言うと960点、TOEFLで言うと90点程度です)。
・私のように英語力もなく、これまで才能のなさを努力だけでカバーしてきたような人間でも、米国司法試験には努力さえすれば合格できるということをお伝えしたくて記事執筆しました。
・特に、個人的な受験経験では、1回目の不合格から2回目の合格の間で、(本人の予想にも反し、)択一科目(MBE)はあまり得点が伸びませんでしたが、論文科目(MEE、MPT)は40点近く得点が上昇して、合格しました。
・そのような経験も踏まえ、特に以下のような方を想定して本稿執筆しております。
①これから米国司法試験(特にUBE)を受験される方(初受験の方、再受験の方。特に論文科目に苦手意識のある方)
②その他、米国司法試験に興味ある方
③米国法に関する知識をざっくり習得できるような教材を探している方(実務家、ビジネスマン、学生等)(→以下記事をご覧ください。)

・以下、各所でご教示いただいた先人のアドバイスや、個人的に情報収集・試行錯誤した結果を踏まえ、米国司法試験向けに有用と思われる教材・方法論等を記載いたします。
・なお、当然ながら、以下はあくまでも私見です。各位の特性、得意・不得意等に応じて受験対策は異なって参ります。受験対策の一参考としていただければ幸いです。

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初出 2018年11月27日